朝日新聞2004年10月23日のパズルパーク問題

問題

1辺の長さ1の二等辺三角形がある。これを重ねることなく組み合わせて正n角形を作ることができる。

m個の二等辺三角形の合計面積は1である。m<=nであるとするとnは幾つか?

実際の問題ではは二等辺三角形を持つ3人の人物が登場するので,3<=m<=nという制約がある。

解答への道(ヒント)

結果正解なんだけど,何を血迷ったか全然考え方が間違っていた部分がある。11月1日に見直して誤解に気づき,余りに恥ずかしいので書き換える。

半径1の円を考える。以下の図の緑色の部分の面積が1になる。

ということは以下の赤い部分の面積は1になる。2個の二等辺三角形の面積が1。4個の二等辺三角形を組み合わせて正方形を作ることが出来る。

ということはmが2で,nが4で正答!

と言いたいところだけど問題レベルは「やや難」。そう簡単ではないはず。問題を良く読み直すと少なくともm>=3であることが読みとれる。

ということで,この案はボツ。

何故かここで正n角形の面積が整数と思ってしまう。結果的に整数になるんだけど,考え方としては大きな間違い。

以下の三角形の面積はsinθ/2, それがn個あると面積の合計はn*sinθ/2。θは2π/nであるから,n*sin(2π/n)/2。

これをnが5から20位まで出力してみる。途中面積3が出力された。その時のnが3で割り切れるので,ハッピー。